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改正 : 令和2 権利15 自筆証書遺言の方式の緩和
投稿者: matsuo 投稿日時: 2020-05-07 09:17:11 (32 ヒット)

■自筆証書遺言の方式について、従来は、遺言書の全文を自書する必要があった(968条2項)。
(自筆証書遺言)
第968条
1.自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
2.前項の規定にかかわらず、自筆証書にこれと一体のものとして相続財産(第九百九十七条第一項に規定する場合における同項に規定する権利を含む。)の全部又は一部の目録を添付する場合には、その目録については、自書することを要しない。この場合において、遺言者は、その目録の毎葉(自書によらない記載がその両面にある場合にあっては、その両面)に署名し、印を押さなければならない。
3.自筆証書(前項の目録を含む。)中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。

<改正前民法>
(自筆証書遺言)
第968条
1.自筆証書によって遺言をするには、遺言者が、その全文、日付及び氏名を自書し、これに印を押さなければならない。
2.自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変更の場所に印を押さなければ、その効力を生じない。
2.解説
(1)民法968条は、自筆証書遺言については、全文自書を求めています。この全文自署の方式は、偽造変造のリスクを防止する等の目的で求められていますが、遺言者の負担となることから、遺言の作成促進の観点から、全文自書の方式緩和が検討されました。特に財産目録を全て自書することは相当煩雑になります。
(2)そこで改正法案は、財産目録については自署以外の方法(ワープロ打ち等)で作成することが許容することとしました(968条2項)。改正法案では財産目録をワープロ打ち等自書以外の方法により作成した場合でも、その目録の毎葉に署名捺印をすることで自筆証書遺言として有効となります。自書によらない記載がその両面にある場合は、その両面に署名し、印を押すことになります。

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