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爆撃予想問題 : 第37回 令和2改正対応 連帯債務者
投稿者: matsuo 投稿日時: 2020-05-10 11:20:30 (61 ヒット)

問1
A及びBは,Cの所有地を買い受ける契約をCと締結し,連帯して代金を支払う債務を負担している。この場合,民法の規定によれば,次の記述のうち誤っているものには×正しいものには〇のどれかを選択してください。

1「Aの債務が時効により消滅したときは,Bは,Aの負担部分について支払いを免れる。」

【正解:○】
■改正前、時効の完成した債務者の負担部分を引いたものが連帯債務になると、時効の完成は絶対的効でした。
■改正後、時効の完成は絶対的効力から相対的効力となりました。
     A連帯債務者⇔消滅時効完成
   
 C債権者 
   
     B連帯債務者 
 従って、連帯債務者の1人Aのために消滅時効が完成したとしても、他の債務者には、なんの影響を受ける事はありません。(439条)
▼例えば、連帯債務が4,000万円のときに、Aについて消滅時効が完成したとしても、CはBに対して債権全額4,000万円を請求できることになります。
■今回の改正〜絶対的効力は次の4つ
〕行(弁済など)、更改、A蟷Α↓ず同です。

2.「CがAに対して期限の猶予をしたときは,Bの債務についても,期限が猶予される。」
【正解:×】◆期限の猶予は、ほかの債務者には効力を生じない
     A連帯債務者⇔Cから期限の猶予
   
 C債権者        ↓
   
     B連帯債務者 Cから期限の猶予を受けたことにはならない
 債権者が連帯債務者の1人Aに、期限の猶予をしても、他の連帯債務者Bには効力を生じません。(440条)
■期限の猶予は相対的効力になります。

3.「CがBに対して支払いを請求して,Cの代金債権の消滅時効が中断されたときは,Aの債務についても,中断される。」

【正解:×】
■改正前、債務者の1人に請求すると、他の債務者も消滅時効が中断しましたが、
■今回の改正〜絶対的効力は次の4つとなりました。
〕行(弁済など)、更改、A蟷Α↓ず同です。従って、請求による中断は相対的効力となりますので、他の連帯債務者の債務は中断しないことになります。

     B連帯債務者⇔Cから履行請求を受けると中断される。
            →しかし、Aに履行請求したことにはならない。   
 C債権者                 ↓
   
     A連帯債務者  Aの消滅時効はそのまま進行する。

 連帯債務者の1人Bに対する履行の請求は、他の連帯債務者Aに対しては何の効力も生じません。Aの債務の消滅時効は中断せずにそのまま進行することになります。(434条)

4.「Aが債務を承認して,Cの代金債権の消滅時効が中断されたときでも,Bの債務については,中断されない。」
【正解:○】
◆債務者の1人が承認しても、他の債務者には消滅時効が中断しない
     A 債務を承認 → ほかの債務者の消滅時効は中断しない。
   /
 C 
   \
     B 
 連帯債務者の1人AがCに対して債務の承認をして消滅時効が中断した(147条3号)としても、他の連帯債務者には効力を生じないのでBの債務の消滅時効を中断しません。(440条) 

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